お弁当に入れるごはんやおかずを冷ます理由は食中毒の予防です。
温かいままお弁当箱のふたをしめてしまうと雑菌が繁殖して、お昼ご飯時には残念なことになってしまいます。
だからお弁当箱に詰める前にごはんやおかずを冷ますことが大事なんですが、手早く冷まさないとお弁当が完成するまでに時間がかかってしまいます。
このページでは以下を紹介しています。
・お弁当を早く冷ます方法
・ご飯が冷めるまでの時間
・扇風機や冷蔵庫で冷ますのはどうなのか
・お弁当を冷ます順番と段取り…など
お弁当を早く冷ます方法
お弁当を早く冷ます方法はいろいろありますが、やはり急いでるので簡単に早く冷ませるものがいいです。
時間がない時はこれしかない!
お弁当を冷ます時間がないときはこの方法が効果絶大です。
それは冷却まくらを使って一気に冷ますという方法です。
とにかくお弁当を冷ます時間を短縮したいと考えたのが冷却まくらなんです。
冷却まくらを冷凍庫から出して使うだけなので簡単です。
私が使っているのはアイスノンで知られるアイスまくら・冷却まくらです。
子どもたちが小さい頃の発熱などの対策で冷却まくらを常に冷凍庫に入れていましたが、ほとんど使わず入れっぱなしだったので、お弁当を冷ますのに利用するようになりました。
大きさもちょうどいいし、冷却ジェルなので固くなくお皿も乗せやすいです。
最近、大き目の保冷ジェルが100均に売っていたのでそれも使っています。
大き目の保冷ジェルならお皿をのせやすいです。
固い保冷材より柔らかいジェルの方が、お皿が沈むので少しだけ冷えるのも早い気がします。
冷却まくらで冷ます方法
①平たいお皿か深さの浅いお皿にごはんを入れてできるだけ均一になるよう広げます。
②冷却まくらの上にごはんやおかずのお皿をラップをして置く。
③特に急いでる時はラップをしたお皿の上に、さらに保冷剤や冷却まくらを乗せてサンドイッチ冷却です。
①おかずは冷却まくらに乗るようにお皿に分けてラップをかけて冷まします。
②大皿にまとめて置く時でも冷却まくらに乗る範囲で真ん中に寄せます。
さらに急いでおかずを冷ましたい場合は、お皿の代わりにステンレス製のバットやトレーを使ったり、おかずを直接アルミホイルで巻いて冷却まくらに乗せるとより早く冷めます。
ステンレスのトレーは100均にいろんなサイズで売っていますよ。
うちわや扇風機で冷やすのは?
うちわや扇風機では冷却して無理やり冷ますのでなく自然の風で冷ますのでよさそうですが手間がかかります。
うちわはあおぐのでお弁当についておかなければならないし腕も疲れる。
扇風機はお弁当に風があたるように高さを合わせる、もしくは扇風機の風がよくあたるようにお弁当を移動させなければならない。
それに扇風機は気を付けてないとお皿にかけたラップがはがれてしまう。
といったような手間がかかってしまうので、お弁当を冷ますまでの準備に時間がかかってしまうので急いでいるときには向いていません。
でも時間に余裕があるときは扇風機で冷ますのもいいし、扇風機と保冷剤をセットで使うとより早く冷ませます。
冷蔵庫では冷まさない理由
すばやくお弁当を冷ますには冷蔵庫で冷やすという方法もよく聞きます。
私の友だちも冷蔵庫に入れるという方法で冷やすことがあると言ってました。
冷蔵庫に入れると確実に冷えますもんね。
でも私は冷蔵庫を使いません。
その理由はうちわや扇風機を使わないという理由と一緒でひと手間かかるからです。
ご飯やおかずを熱いまま冷蔵庫に入れるのは、冷蔵庫の中の他の食材が傷んでしまうかもしれないので、粗熱を取ってから入れるってことになります。
まず粗熱を取るという手間と冷蔵庫の中のスペースをあけるという手間がかかるので、それならテーブルの上で冷却まくらで冷ます方が簡単だし、確実に冷えるので冷蔵庫には入れません。
そういう理由で私は冷蔵庫内でお弁当を冷ましません。
冷却まくらでごはんが冷めるまでの時間
実際のご飯の冷める時間です。
冷却まくらにごはんをのせてどれぐらいで冷めるのかはかってみました。
この時の室内温度は24.5℃です。
冷めるとはどの程度なのかというと、ラップの上からごはんをさわってみて温かみのない触感です。
冷やごはんですね。
冷却まくらにご飯を入れたお皿を乗せて25分で冷めました。
冷却まくらにご飯を入れたお皿を乗せてその上に保冷剤を乗せる。
この状態で10分で冷めました。
あまり長く乗せるとご飯の表面が凍って白くなっています。
そのうち溶けますが。
お弁当を冷ます順番と段取り
私はお弁当箱に詰めるごはんやおかずを冷ます優先順位をつけています。
優先順位をつけているのは量や調理のしかたで冷ますのにかかる時間がちがうからです。
冷却まくらもたくさんないので、まず冷ます面の広いご飯を優先順位1位で冷まします。
ご飯は1~2cmの深さのお皿に入れてラップをかけて冷却まくらにのせます。
そしてラップの上に大き目の保冷ジェルを乗せます。
おかずは冷却まくらがあいてないときは、大きい保冷ジェルにのせたり、材料によってはお皿の下には何も置かなくて、おかずの上にケーキについてくる小さい保冷剤を置いたりと使い分けています。
グリーンアスパラやブロッコリーやスナップえんどうなどはボイルして冷水につけるのでそのまま冷まします。
ゆでたまごもゆであがったら氷水につけて冷まします。
冷ます時はお弁当箱に入れる?入れない?
お弁当を冷ますには、お弁当箱につめてから冷ます方法と、お皿に取って冷ましてからお弁当箱につめるという方法があります。
私は、お弁当箱に入れる前にごはんやおかずはお皿にとって冷めてからお弁当箱につめています。
お皿に取って冷ますのは、お弁当箱に詰めてから冷却まくらに乗せて冷ますとお弁当箱の内部に結露ができてしまって傷みの原因になるからです。
保冷剤で冷ます時の注意点
保冷剤で冷ます時に気をつけた方がいいことがあります。
冷却まくらの上にごはんを入れたお皿を置いて、さらにご飯の上に保冷剤を乗せた場合はそのまま長く置いておくとごはんが凍ってしまいます。
だからある程度冷めたら早めに保冷剤を取っておく方がいいです。
そのままお弁当箱に詰めても時間がたったら溶けますが・・・。
また、おかずを冷却まくらや保冷剤に長く置くと、お皿が冷えすぎて水滴が発生するので冷えたら早めにはずすのがいいです。
おかずの傷み防止に水分を多くつけたくありません。
そしてコロッケなどのフライ物の場合、発生した水滴でフライの衣がベチャっとなってしまいます。
せっかく加熱してオーブントースターやフライパンで仕上げにカリっと焼いたのに、水滴で衣がベチャっとなるのはいやです。
お弁当を冷ます理由
お弁当を冷ます理由はずばりお弁当が傷まないようにするためです。
お弁当が傷む原因はお弁当箱の中に細菌が増えてしまうからです。
細菌は水分が多いと増えやすくなります。
お弁当箱の中が温かいうちにフタをしてしまうと蒸気が発生して水分になって、お弁当のフタに水滴がついてその水滴もご飯やおかずについて菌が増えてしまうので冷まさないといけないというわけです。
冷ましすぎるとご飯がパサパサになる、かたくなるような気がしますが、そこまでパサパサだったりかたいという感じはしないし、やっぱりお弁当が傷むのはこわいのでそこは割り切ってというところです。
熱いうちにラップをかけると、やはりラップの内側には水滴がつきます。
お弁当が冷めてないのにフタをしてしまうとお弁当のフタに水滴がつくということがよくわかります。
冷却まくらの数の関係で、夫のお弁当はご飯だけ先に弁当箱に入れて冷ますことがあります。
その時はやはりお弁当箱のあいてるスペースの部分は水滴が発生しています。
まとめとあとがき
お弁当を早く冷ます方法
一番早く冷ます方法は、冷却枕(アイスノンなど)に乗せてさますこと。
さらに早く冷ますには、冷却枕の上にラップをしたお皿を乗せてその上に冷却枕を置くサンドイッチ方法。
冷却まくらでごはんが冷めるまでの時間
冷却枕に乗せた場合25分。
冷却枕でサンドイッチした場合10分でした。
冷却枕を1年中使っています
出勤前に3人前のお弁当を作るのでとにかく早く作らないと、他の家事や自分の支度や朝食の用意ができない。
だから急速で冷やすためにいろいろ試した結果、冷却まくらが簡単で冷えるのも早かったので、それ以来おもに冷却まくらを使ってお弁当を冷やしています。
お弁当以外でも、仕事に行く前におかずを作って冷蔵庫に入れておきたい時も冷却枕は重宝します。
冬場ならまだしも、気温が高くなっていくとテーブルの上に出しっぱなしでおかずを置いておくのは心配。
おかずの鮮度を保つためにクーラーをつけっぱなしで出かけるというのもできないので、冷却枕でおかずを冷やして冷蔵庫に入れておきます。
せっかく作ったお弁当は、夏でも冬でもちゃんと冷ましてからお弁当箱のフタをしめることが大事です。
お弁当を急いで冷ましたい時は冷却まくら一択です。