
お弁当のおかずを考えるのがめんどうなときや、ササっと手早く作ってしまいたい時ってありますよね。
「とにかく早く作りたい!簡単にすませたい!」という朝には、ごはんの上におかずをのせる“のっけ弁当”がとても便利です。
のせるだけだから準備が簡単、しかもおかずの種類も減らせるので時短にもなります。

このページでは、おかずが思いつかないときや、時間がない朝に時短でできる私がよく作っている“ごはんにのせるだけ”のお弁当アイデアをご紹介します。
ごはんに合う「肉おかず」をのせるアイデア
お弁当作りで「とにかく手早く仕上げたい!」という日は、ごはんの上におかずをのせる“のっけ弁当”が大活躍します。
中でも、豚肉・牛肉・鶏肉、肉のおかずはボリュームがあってごはんとの相性も抜群。焼くだけ・炒めるだけでできるので、忙しい朝にもぴったりです。
前日の夜に野菜をカットしておけば、朝は炒めるだけでOK。
味付けは、ごはんに合うようにしっかりめがおすすめ。
肉おかずの味つけは黄金比で覚えるとラク!
お肉のおかずの味付けは黄金比で覚えると迷わずラクです。
私は、お肉系のおかずはこんな比率の味付けにしてごはんにのせています。
焼肉のたれ味(塩コショウと焼肉のたれ、ブラックペッパーやコチュジャンでピリ辛にすることも)
生姜焼き味(しょう油・みりん・酒を1:1:1の比率の分量に砂糖とチューブ入りの生姜を少し)
照り焼き風(しょう油・みりん・酒・砂糖を1:1:1:0.5)
チンジャオロース風(オイスターソース・しょう油・砂糖を2:1:1)
合い挽きそぼろ甘辛味(しょう油・みりん・酒・砂糖を2:2:2:1)


お弁当箱の4分の3にご飯と焼肉を入れ、4分の1はゆで卵やゆで野菜を入れることが多いです。
ゆで卵はお鍋に入れっぱなし、ゆで野菜もボイルするだけなので簡単です。
彩りもよくて簡単!三色そぼろ弁当
三色そぼろ弁当は「たまご」「ピーマン」「合い挽きミンチ」の3色が彩りよく、ごはんにのせるだけで満足感のあるお弁当になります。
前日の下ごしらえと朝の仕上げを組み合わせれば、忙しい朝でもスムーズに作れますよ。


私の三色弁当の作り方はこんな感じです。
【前日の夜にやっておくこと】
・ピーマンを細切りにしておく。
・肉そぼろを味付けして作っておく。
(しょう油・みりん・酒・砂糖1:1:1:0.5の比率)


【朝やること】
・卵そぼろを作る。味付けはお好みで。
(砂糖:しょう油2:1、白だし:みりん1:1、めんつゆなど)
※この写真のたまごは大きいですが、菜箸や割りばしなど本数を多くしてフライパンでかき混ぜて炒めるともっと細かくしあがります。
・ピーマンは前日に切ったものをフライパンでサッと炒め、しょう油で味付け。
・前日に作った肉そぼろをレンジで加熱する。
そぼろは朝にレンジで再加熱するだけでOKなので時短になりますし、味もなじんでおいしくなっています。
※肉そぼろは加熱しすぎるとかたくなってしまうので注意
三色弁当の緑おかずになる野菜たち
三色弁当の「緑」は、ピーマン以外にも使いやすい野菜がいろいろあるので冷蔵庫の在庫に合わせて使うというのもいいと思います。
・いんげん、絹さやはゆでて細切りにする。
・小松菜、ほうれん草は炒める。
・枝豆は冷凍のむき枝豆を使うと便利。
・ブロッコリーの茎を皮をむいてスライスして炒める。
肉そぼろが甘辛い味付けだから、緑の野菜の味付けは塩やしょうゆ系がおすすめ。
ごはんに合う「魚おかず」のっけ弁当アイデア
魚を使ったのっけ弁当の定番といえば、やっぱり「焼鮭」。
ご飯の上にドーンと焼き鮭をのせるだけで、お弁当にしっかりとしたメインが完成します。
焼鮭は存在感があるので、お弁当がひときわ華やかになりますよ。


ご飯を斜めに詰めて、そこに焼き鮭をのせれば、見た目も豪華な「鮭のっけ弁当」に。
この組み合わせだけでも十分満足感がありますが、私はよく玉子焼き・ウインナー・ブロッコリー・たくあんなどの定番おかずを少しだけ添えて仕上げます。おかずの種類を絞れるので、朝の準備も時短に。


焼鮭のせ弁当は夫だけがお弁当の日に作ることが多いです。
お弁当箱にななめにご飯を詰めて、その上に焼鮭をどーんと乗せて空いたスペースにおかずを詰めるだけ。
玉子焼きやウインナーや前日のおかずなどで簡単にすませることができます。


忙しい朝には「焼き置き+再加熱」で
焼鮭は前日の夜に焼いておいて、朝にレンジで軽く温め直すとラクです。
時間があるときは、仕上げにフライパンで少し焼き直すと香ばしさもアップします。
ご飯の上におかずをのせるときの注意点
のっけ弁当を作るときにいちばん大切なのは、ごはんもおかずも「しっかり冷ましてから詰める」ことです。おかずを熱いままのせてしまうと、ごはんとの間で蒸気が発生して水分がこもり食材が傷んだり、ごはんがベチャっとなる原因になります。
ごはんだけが熱い、またはおかずだけが熱いという状態もNG。
どちらもきちんと冷めてから詰めるのが、お弁当を安全に、そしておいしく保つポイントです。
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ごはんにのせない方がよいおかず
ごはんにのせない方がよいおかずもある!
「ごはんの上になら何でものせてOK!」と思いがちですが、実は避けた方がいいおかずもあります。
たとえば、生野菜。
レタスやきゅうりなどは水分が多く、ごはんに直接のせると水っぽくなってしまいます。
彩りとして使いたい場合は、仕切りを使って直接触れないようにするのがポイントです。
もうひとつは揚げ物。ごはんの水分を吸って、衣がベチャッとした食感になってしまうことも。
どうしてものせたい場合は、クッキングシートやバランなどを敷いて対策を。
と言いつつ…
以前、アンパンマンポテトを入れるスペースがなくて、ごはんの上にのせたことがあります・・・。


メニューを考えなくていいから、朝がラク!
ごはんの上におかずをのせる“のっけ弁当”は、おかずの数をあれこれ考えなくていいのが魅力。
メインが決まれば、それだけでお弁当の形になるので、あとは簡単な副菜を添えるだけでOK。
前日に下ごしらえしておけば、朝は炒めてのせるだけ。忙しい朝にも時短で仕上がります。
特に焼肉弁当は、前夜にカットしておいた野菜とお肉をフライパンで炒めて味つけするだけ。
調味料も黄金比で覚えておけば、分量を量らなくても味がバッチリ決まります。
ぜひ自分好みの黄金比を見つけてみてくださいね。
焼肉・照り焼き・ハンバーグ・きんぴらごぼうなど、味の濃いおかずはごはんと相性抜群。
しっかり味がしみて、ごはんがすすみます!ちなみに、鮭の切り身をごはんにドーンとのせるのは、うちでは夫のお弁当だけ。
子どもたちには、自然解凍OKの冷凍焼鮭を使うことが多いです。
朝は軽く温めるだけでOKなので、これもかなり便利です!


まとめ
ごはんにおかずをのせるだけで、お弁当作りがぐっとラクに!
忙しい朝、お弁当のおかずをいくつも考えて作るのは大変ですよね。
そんな時におすすめなのが、ご飯の上におかずをのせる「のっけ弁当」スタイル。
・メインを決めたら副菜は簡単なものでもOK
(メインのボリュームで副菜を入れるスペースが限られているから。)
・味の濃いおかずは、ごはんとよくなじんでおいしい。
(焼き肉のタレだけで味付ける焼肉弁当はかなりおすすめ)
・ごはんもおかずもしっかり冷ましてから詰めることがポイント!
このページの質問
ごはんの上にのせるだけ簡単弁当レシピの、よくある疑問をQ&A形式でまとめています。
- お弁当のお肉のおかずで簡単な味付けは?
-
焼肉のタレで味付けるです。
- ごはんやおかずは冷ますのですか?
-
傷み防止のため、ごはん、おかずともに「冷めてから」が基本です。
- のっけ弁当に向いているおかずは?
-
焼肉や照り焼き、そぼろ、鮭など、味がしっかりしたものが向いています。
- ご飯の上にのせない方がいいおかずは?
-
生野菜や揚げ物は避けた方が無難です。
- 見た目よく仕上げたいときは?
-
彩り(赤・黄・緑)を意識すると◎。赤パプリカ黄パプリカなどカラーパプリカもきれいです。
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